『災害に強い木造中高層建築』セミナー

2019/7/24(水) TKPガーデンシティ PREMIUM京橋

7/25(水)14:00~16:00 TKPガーデンシティ PREMIUM京橋にて、
『災害に強い木造中高層建築』セミナーを開催致しました。
現在の中高層木造建築への取りとポイント、今後の取り組みについてと、
耐震性能の『見える化』をキーワードにwallstatを用いた、実建物の解析のご紹介を致しました。
当日は設計事務所、ゼネコン等、18社27名にご参加頂きました。
専門性の高い内容の講演でしたが、皆様熱心に各講演にご参加頂きました。

【第一部】 『ここまで出来る木造中高層建築 実例紹介と今後の展開』

講師:三井ホームコンポーネント(株) 松尾 和午
2×4工法で作る安全・安心な木造中高層建築の提案

これまで木造中高層建築に取り組んできた経験から、『RC混構造による2×4木造中高層建築』の計画のポイントとして7つの設計ルールについて説明致しました。

また、近年の地震や洪水、火災などの様々な災害について、どの様に災害予測情報を入手するか実際のセミナー開催地を例に実際に今いる場所がもつ災害のリスクについてお話させて頂いたことで、よりリアルに災害時の想定ができたかと思います。

最後に木造中高層建築を支える技術や製品を紹介致しました。三井ホームコンポーネントではこれら製品の力も借りながら、安心・安全な木造中高層建築の提案していることをご理解頂けたかと思います。

【第二部】 『木造ビルの耐震性能を見える化 wallstat(ウォールスタット)で』

講師:三井ホームコンポーネント(株) 大橋 修
木造建築が中層化・大規模化するにしたがって地震対策への重要度が高まってきています。
構造計算により構造の安全性を確認するとともに、大地震時の建物の挙動や損傷の程度を把握するため、
地震応答解析プログラムであるwallstat(ウォールスタット)を用いて、耐震性能の見える化を進めていると説明致しました。

現在計画中の建物を例に実際の検討方法を説明致しました。
比較的大きなダメージを受ける部分が目で見て簡単に分かること、その部分に制振パネルVAXを搭載する事で、
地震のダメージを軽減できる事が分かり、
このような検討・提案をする事で、
より安全な木造建築の実現が可能であるとご理解頂けたかと思います。
今後、wallstatで木造建築の地震に対する安全性を検証したい!と言ったご要望や、
木造中高層建築等に関して等ご相談があれば気軽にお問い合わせ下さい。